伝統も想いも、この先へつなぐ。
長野県南部、阿智村清内路。
豊かな自然に育まれたこの地には、古より滾々と湧き出る清水が各所にあります。
そのうちのひとつ、”一番清水”と名付けられた清水は、飯田と木曽を結ぶ街道沿いにあり、訪れる旅人の喉を潤してきた湧水のひとつです。
名前の由来は、清内路に入って一番目の清水であるからとも、清内路で一番美味しい清水であるからとも言われています。
週末には県内外から水を汲む人の列ができるほどの人気で、近年では「信州の名水・秘水」に認定されるなど、ますます注目が集まる清水です
一番清水は2010年、信州の名水・秘水に選ばれました。「一番清水の会」の皆さんが日頃から環境整備活動を一生懸命行っており、水質管理も確実に行われていることなどから選定されたようです。
今後も美味しい一番清水が飲めますよう、皆様のご協力をお願い致します。
2011年の水質検査では、一般的な水質検査ではなく41項目の検査でも、基準値をオールクリア!しかも、おいしい水の水質要件とされる7項目の基準もクリアしました!
この検査によれば、一番清水の硬度13mg/l。この硬度は、仮に「超」軟水として売られている水の部類に当てはめてみると、大変低い値に位置します。
超軟水は和食向きの水です。だしのうまみを引き出したり、お茶にも向いています。ご飯も美味しく炊けますのでお試しください。
地元のボランティアグループ「一番清水の会」は、自然からの恵みである一番清水の環境保全活動をおこなっています。
毎月の清水周辺の環境保全活動のほか、行楽シーズン前後には国道のごみ拾いや草刈りなども実施。多くの利用客が訪れる清水に、清内路周辺の観光情報やイベント情報を発信する掲示板を設置するなど、精力的に活動しています。